【結論】 当店でも世代を問わず静かに、しかし安定して売れ続けているのが、明色化粧品の「明色美顔水 薬用化粧水」です。1885年(明治18年)発売、140年以上も処方をほとんど変えずに残ってきた青い薬用化粧水で、医薬部外品として「ニキビを防ぐ」「日やけによるシミ・そばかすを防ぐ」「かみそりまけを防ぐ」ことを目的に作られています。SNSで派手に話題になる商品ではありませんが、「皮脂・テカリ・ニキビが気になる」人が、季節を問わず指名買いしていく——そんな定番です。
ドラッグストアの化粧水棚には毎年たくさんの新商品が並びます。そのなかで、パッケージも処方もほとんど変わらないまま、何十年も同じ場所に置かれ続けている商品があります。明色美顔水は、その代表格です。
私たち「生活のエッセンス」はオンラインドラッグストア型のお店とメディアを運営しています。日々の販売データを見ていると、「広告も話題性もないのに、毎月きちんと売れていく」商品ほど、実は買う人がはっきりした理由を持っていることに気づきます。今回は、そんな美顔水を、バイヤーの視点で「どういう人に向くのか」から整理します。

なぜ140年も売れ続けているのか
美顔水の歴史は1885年(明治18年)にさかのぼります。薬剤師だった桃谷政次郎氏が、ニキビに悩む妻のために作った化粧水がルーツとされ、当時としては珍しい西洋医学の処方を取り入れた化粧水でした。
驚くのは、その処方が140年以上ほとんど変わっていないこと。流行に合わせて中身を作り替えるのではなく、長く支持される形で残ってきました。2020年には、日本化学会の第11回「化学遺産」に認定されています(「日本初の西洋医学処方による化粧品」として、発売当時の容器が認定対象)。
派手なリニューアルを繰り返す商品が多いなかで、「変えずに売れ続けている」という事実そのものが、この化粧水の信頼性を物語っています。当店でも、若い世代から長年の愛用者まで、幅広い層が安定して購入していく数少ない化粧水のひとつです。同じく発売から100年級で令和でも売れ続ける定番としては、牛乳石鹸 赤箱も同じ系譜にあります。
W有効成分の働き——「防ぐ」ための設計
美顔水が医薬部外品として認められている目的は、ニキビを防ぐこと・日やけによるシミやそばかすを防ぐこと・かみそりまけを防ぐことです。すでにできた症状にはたらきかける医薬品ではなく、肌を清潔に保って「できにくい状態」に整えるための化粧水、という位置づけです。

その設計を支えているのが、2つの薬用有効成分です。
- サリチル酸:毛穴をふさぎやすい古い角質をやわらげ、肌を清浄に保つ働きが知られています。
- ホモスルファミン:肌を清潔に保ち、ニキビのできにくい状態へと整えることを目的に配合されています。
この2成分の組み合わせ(W配合)で、「皮脂や角質が気になる肌を、清潔に・なめらかに保つ」ことを狙っているのが美顔水です。さっぱりとした使用感も、皮脂やテカリが気になる季節に選ばれる理由のひとつになっています。
⚠️ 医薬部外品は「防ぐ・整える」ための製品です。すでにできているニキビや炎症がある場合、また症状が強い場合は、自己判断で続けず皮膚科などの専門家に相談してください。
こんな人に向く/向かない
バイヤーとして見ていると、美顔水が合う人・合いにくい人は、わりとはっきりしています。
向いている人
- 皮脂やテカリ、ニキビの繰り返しが気になる
- さっぱりした使い心地の化粧水が好き
- 流行よりも「長く使われてきた定番」を選びたい
- スキンケアにあまりお金をかけず、まず1本ためしたい
向きにくい人
- 乾燥が強く、しっとり重ための化粧水が好み
- アルコール系のさっぱり感が苦手
- 香りのある化粧水が好き(美顔水は独特の香りがあります)
なお、男性向けには「明色メンズ美顔水」もあります。皮脂やヒゲそり後のケアを意識した方は、メンズスキンケアの全体像を整理したメンズスキンケア完全ガイドもあわせてどうぞ。
使い方とコツ
使い方はシンプルです。洗顔後、コットンに含ませて顔全体になじませます。皮脂やテカリが気になる小鼻まわり・Tゾーンは、重ねてふき取るように使う人も多いです。
- 使う順番:洗顔 → 美顔水 → (必要に応じて)乳液やクリームで水分を閉じこめる
- 季節:皮脂が増えやすい梅雨〜夏は特に出番が増えます。汗ばむ季節のさっぱりケアとして取り入れる人が多い印象です
- 量の目安:90mLサイズは、毎日のポイント使いなら長く使えるサイズ感です
さっぱり系の化粧水なので、乾燥が気になる季節や乾燥肌の方は、後の保湿を一段ていねいにするとバランスが取りやすくなります。
ドラッグストアコスメの中での位置づけ
化粧水は価格帯も役割もさまざまですが、美顔水は「皮脂・ニキビ対策に振り切った、手に取りやすい薬用化粧水」というポジションです。高機能なエイジングケア化粧水とは目的が違い、「まず皮脂とニキビ対策の土台を1本で」という入口に向いています。
「何を選べばいいか分からない」という方は、肌悩み別にドラッグストアの定番を整理していく予定です。皮脂・ニキビが第一の悩みなら、美顔水はその王道の選択肢のひとつとして覚えておいて損はありません。ニキビケアの化粧水ではごめんね素肌シリーズも実売で支持されており、背中など体のニキビ対策にはペリカン石鹸 ForBackという選択肢もあります。
よくある質問
Q. すでにできているニキビにも使えますか?
美顔水は医薬部外品として「ニキビを防ぐ」ことを目的とした化粧水で、すでにできた症状にはたらきかける医薬品ではありません。気になる症状がある場合は、自己判断で続けず皮膚科などにご相談ください。
Q. 毎日使っていいですか?
洗顔後の毎日のケアに使えます。さっぱりした使用感なので、皮脂が気になる季節は特に取り入れやすい化粧水です。乾燥を感じる場合は後の保湿を調整してください。
Q. なぜこんなに長く売られているのですか?
1885年の発売以来、処方をほとんど変えずに支持され続けてきたためです。2020年には日本化学会の「化学遺産」にも認定されています。「変わらないこと」が選ばれ続ける理由になっている、珍しい化粧水です。
Q. 男性も使えますか?
使えます。皮脂やヒゲそり後のケアを意識した「明色メンズ美顔水」もあります。
同じ明色の毛穴ケアでは、ピュアビタミンCを高めに配合した美容液ケアナボーテ VC15もあり、皮脂を整えたあとの仕上げに選ばれています。
同じ明色には、馬油とスクワランを配合した高保湿クリームリモイストクリーム リッチタイプもあり、化粧水で整えたあとの“締めの保湿”として組み合わせやすい一本です。
夏に皮脂と乾燥が同居する「インナードライ」が気になる方は、夏のインナードライ(ベタつくのに乾く)の整え方も参考になります。
まとめ
明色美顔水は、1885年から140年以上、処方を変えずに売れ続けてきた青い薬用化粧水です。医薬部外品として「ニキビを防ぐ・日やけによるシミやそばかすを防ぐ・かみそりまけを防ぐ」ことを目的に作られ、皮脂やテカリ、ニキビの繰り返しが気になる人に長く選ばれてきました。
新しいものが次々に出るなかで、「変えずに残っている」こと自体がひとつの信頼の証です。皮脂・ニキビ対策の入口として、まず手に取りやすい1本を探している方は、候補に入れてみてください。
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出典・参考
- 明色化粧品 公式サイト(製品情報・有効成分・効能): meishoku.co.jp
- 美顔水の発売年(1885年)・処方の歴史: 明色化粧品 公式サイト
- 「化学遺産」認定(日本化学会 第11回・2020年・日本初の西洋医学処方による化粧品『美顔水』): 日本化学会 化学遺産認定事業
この記事で紹介した「明色美顔水」は、Yahoo!ショッピング・楽天市場の「生活のエッセンス」でもお取り扱いしています。


