【結論】 当店90日販売データでは、ディアボーテ(ひまわり)詰替「リッチ&リペア」がシャンプーカテゴリ売れ筋1位。原油情勢の影響を受けにくい植物由来訴求ブランドが選ばれています。本記事では成分表示の見方と備えの目安をバイヤー視点で解説します。
📊 本記事のデータソース 当店(合同会社エッセンス・2026年4月度 楽天市場 月間優良ショップ受賞店(お客様評価 上位1%)/Yahoo!ショッピング 優良ストア認定 2年以上継続)の直近90日販売実績(2026年2月〜4月)に基づきます。販売数・売れ筋ランキング・詰替え販売比率などを集計対象としています。情報は記事更新時点のものです。
ドラッグストアに行ったら、いつも買っているシャンプーが売り切れていた。ネット通販でも「入荷待ち」の表示が増えた気がする。
そんな経験、最近ありませんか?
実は今、日用品の仕入れ現場でも、一部の商品で欠品や入荷遅れが起きています。その背景には、原油をめぐる国際情勢の変化があります。日用品を毎日仕入れ・発送しているバイヤーとして、今見えていることをそのままお伝えします。記事の冒頭に「Q1販売データから見える、シャンプー棚の植物由来訴求ブランド構造」セクションでカテゴリ全体の俯瞰(植物由来訴求78.45%・四層構造・「いち髪」CSV未ランクイン)をまとめています。
📖 この記事はヘアケアの選び方完全ガイドの詳細記事です。 シャンプー・トリートメント・頭皮ケアまで、ヘアケアの全体像はガイド記事をご覧ください。

Q1販売データから見える、シャンプー棚の植物由来訴求ブランド構造
記事冒頭の「植物由来訴求ブランドが選ばれている」傾向は当店90日販売データ(2026年2〜4月)の主張ですが、Q1(2026年1〜3月)販売データから見ても、当店のシャンプー棚は植物由来訴求ブランドが圧倒的多数派です。
結論を先に言うと、Q1のシャンプー棚(36商品・2,754,677円)のうち、植物由来訴求ブランドが23商品・78.45%を占めています。
シャンプー棚 Q1販売データの構造
| グループ | SKU数 | Q1販売金額 | シャンプー棚シェア |
|---|---|---|---|
| 植物由来訴求ブランド合計 | 23商品 | 約2,161,045円 | 78.45% |
| └ ディアボーテ ひまわり(クラシエ) | 16商品 | 約1,873,734円 | 68.02% |
| └ シャボン玉せっけんシャンプー | 6商品 | 約263,158円 | 9.55% |
| └ ファイントゥデイ スーパーマイルド(オーガニックハーブ) | 1商品 | 約24,153円 | 0.88% |
| 香り訴求ブランド(マシェリ) | 4商品 | 約326,827円 | 11.86% |
| 機能訴求ブランド(サクセス・TSUBAKI・シーブリーズ等) | 6商品 | 約188,493円 | 6.84% |
| その他 | 3商品 | 約78,312円 | 2.84% |
| シャンプー棚全体 | 36商品 | 約2,754,677円 | 100% |
※ Q1販売データ(2026年1〜3月・全499商品)を元に集計。「植物由来訴求」は商品の成分や訴求軸を踏まえた当店分類。シャンプー棚は当店全カテゴリの9.73%・基幹カテゴリの一つです。
リアル1: 植物由来訴求ブランドが78.45%——「自然なものを選びたい」が数値化
当店Q1販売データでは、シャンプー棚36商品のうち23商品(約2,161,045円)が植物由来訴求ブランドで、シャンプー棚の78.45%を占めています。記事冒頭で書いた「消費者の『できるだけ自然なものを選びたい』という意識の高まり」を、当店オンラインECの実販売データで定量的に確認できる構造です。
これは「自然なほうが安心」という心理だけでなく、原油情勢の影響を受けにくい構造でもあります。植物由来訴求ブランドは石油化学プロセスへの依存度が比較的低く、欠品リスクの分散先として合理的な選択になっています。
リアル2: ひまわりがダントツ1位68.02%——シャボン玉が9.55%で第2集団
植物由来訴求の中ではディアボーテ ひまわりがシャンプー棚の68.02%を独占(第6号 himawari-shampooで詳細解説)。次にシャボン玉せっけんシャンプー(6商品・約263,158円・9.55%)が第2集団です。
シャボン玉せっけんシャンプーは「無添加×石けんベース」の植物由来訴求で、合成界面活性剤を一切使っていません。第11号 シャボン玉せっけんハミガキで訴求した「無添加歯磨き内91.67%独占」と同じく、シャボン玉ブランドのフルライン展開の強みが、シャンプー棚でも第2集団として確認できます。
リアル3: 「いち髪」は90日では注目度高いがQ1ではCSVランクインなし
記事冒頭で言及した「いち髪」(クラシエの和草エキス系シャンプー)は、Q1販売データ(TOP500)にはランクインしていませんでした。これは「いち髪が売れていない」という意味ではなく、当店90日データ(2026年2〜4月)と Q1(1〜3月)で集計期間がズレていることの表れです。原油情勢のニュースで「いち髪」が注目度を高めたのが2026年2月以降のタイミングと一致するため、「90日では注目集まる→Q1ではまだ反映されず」という時系列構造が読めます。
「いち髪」のように同じクラシエ(ひまわり=ディアボーテと同社)の植物由来訴求ブランドを持つことは、欠品リスクの分散先として合理的な選択肢です。FAQ「メインのシャンプーはディアボーテで決まり、欠品リスクに備えて2軸目をどう持っておくべき?」で詳しく解説しています。
リアル4: シャンプー棚全体は「植物由来78% + 香り11% + 機能7% + その他3%」の四層構造
シャンプー棚全36商品を訴求軸で4分類すると、植物由来78%が圧倒的多数派、次いで香り訴求のマシェリ(11.86%)、機能訴求のサクセス(メンズスカルプ)/TSUBAKI(補修)/シーブリーズ(清涼)等が6.84%、その他が2.84%という四層構造になっています。
原油情勢の影響を受けやすい「ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Na主成分」のシャンプーは、当店Q1の構造では香り訴求+機能訴求の合計 18.70%に相当します。一般大手ブランドが多いカテゴリで、消費者は「ブランド・香り・機能」よりも「植物由来」を選ぶ動きがデータに表れている構造です。
シャンプー棚四層構造が示す欠品リスク分散の論点
当店Q1販売データから、シャンプー選びにおける欠品リスク分散は2つの問いに分けて考えると整理しやすくなります:
- 問い1: メインに植物由来訴求ブランドを選んでいるか? → YESなら欠品リスクが相対的に低い設計。当店Q1ではひまわり/シャボン玉/ファイントゥデイ スーパーマイルド等の23商品が選択肢。
- 問い2: 2軸目に同じ系統 or 別系統のどちらを持つか? → ブランド供給リスクを意識するなら別系統(植物由来→無添加せっけん系の組み合わせ等)。香り・仕上がりの違いを楽しむなら同系統内(ひまわり3シリーズなど)。FAQ「メインのシャンプーはディアボーテで決まり、欠品リスクに備えて2軸目をどう持っておくべき?」で詳しく解説しています。
他社サイトの「シャンプー欠品ニュース解説」ではカテゴリ全体の植物由来訴求ブランド比率や、ブランド別Q1販売データまでは可視化されていないことが多い。「実際にどの訴求軸のブランドが選ばれているか」「植物由来訴求合計が78%」「いち髪はQ1未ランクイン」などの構造データは、当店のようなオンラインドラッグストアの実販売データでしか見えない領域です。
第6号(ディアボーテ ひまわりシャンプー個別記事)+ 第11号(シャボン玉せっけんハミガキ)+ 第12号(本記事)の3記事連動で、当店シャンプー棚の植物由来訴求構造を「ひまわり個別 → シャボン玉ブランド単独 → カテゴリ全体俯瞰」の3階層で読むことができます。
シャンプーと原油、実はつながっている
「シャンプーと原油に何の関係が?」と思われるかもしれません。
シャンプーの泡立ちを作っている「界面活性剤」。代表的な「ラウレス硫酸Na」や「ラウリル硫酸Na」は、原料の脂肪酸アルコール自体はヤシ油など植物由来ですが、製造過程で石油化学由来のエチレンオキサイドを使います。つまり、石油化学工業の供給状況に左右される成分です。
原油の供給が不安定になると、こうした製造プロセスや物流コストに影響が出るのです。さらに、ボトルやパウチの素材であるプラスチックも石油由来。原油の問題は、製造工程にも容器にも影響します。
バイヤーとして実際に見えていること
私たちが日々仕入れをしている中で、最近こんな変化が起きています。
- 一部メーカーからの入荷が遅れるケースが増えている
- 欠品する商品が出始めている
- 「いち髪」「ディアボーテ(ひまわり)」など、もともと人気のあるシャンプーは在庫の動きが特に早い
もちろん、すべてのシャンプーが手に入らなくなるわけではありません。ただ、人気商品ほど在庫が薄くなりやすい傾向は実感しています。

「いち髪」「ディアボーテ」が注目される理由
この状況の中で、クラシエの「ディアボーテ(ひまわり)」の売れ行きが好調です。同じクラシエの「いち髪」も消費者の注目を集めています。
どちらも植物由来の成分を前面に打ち出しているブランドです。いち髪は和草エキス、ディアボーテはひまわりオイルを軸にしています。
どちらもアミノ酸系やベタイン系の洗浄成分を採用しており、従来のラウレス硫酸Na系に比べると石油化学工業への依存度は低めです。ただし、容器や一部の配合成分には石油由来の原料が使われているため、「完全に影響を受けない」わけではありません。
それでも売れている理由は、消費者の「できるだけ自然なものを選びたい」という意識の高まりにあると見ています。原油の問題がニュースになることで、自分が毎日使っているシャンプーの成分を気にする人が増えている。その受け皿として、植物由来を訴求するブランドが選ばれている構図です。
ちなみに、ディアボーテは私たちの取り扱いの中でもシャンプーカテゴリで最も売れているブランドです。詰替用の「リッチ&リペア」が群を抜いた1位で、2位以下に数倍の差をつけています。「グロス&リペア」「スムース&リペア」も上位に入り、シリーズ全体で売れ筋上位を占める存在感。単なるブームではなく、リピーターに支えられた安定した人気です。ディアボーテの詳しい魅力についてはディアボーテ(ひまわり)が選ばれる理由で解説しています。

自分のシャンプーは大丈夫?成分表示の見方
今使っているシャンプーが供給の影響を受けやすいかどうか、簡単に判断する方法があります。
ボトル裏の成分表示を確認してください。 成分は配合量の多い順に並んでいます。水の次に来る成分が、そのシャンプーの主成分です。
| 成分名 | 由来 | 供給への影響 |
|---|---|---|
| ラウレス硫酸Na | 植物油脂由来+石油化学プロセス | 製造工程が影響を受けやすい |
| ラウリル硫酸Na | 植物油脂由来+石油化学プロセス | 製造工程が影響を受けやすい |
| オレフィン(C14-16)スルホン酸Na | 石油化学由来が主流 | 比較的影響を受けにくい |
| ココイルグルタミン酸Na | アミノ酸系(植物由来が多い) | 比較的影響を受けにくい |
| ラウロイルメチルアラニンNa | アミノ酸系 | 比較的影響を受けにくい |
| コカミドプロピルベタイン | ヤシ油由来 | 比較的影響を受けにくい |
ただし、植物由来の成分であっても、物流費の上昇や容器の供給問題は同じように影響します。「完全に安心」とは言い切れない点は知っておきたいところです。
慌てる必要はない。でも知っておくと安心
はっきり言って、「今すぐ買い占めなきゃ」という状況ではありません。日本のメーカーは在庫管理に長けていますし、代替原料への切り替えも進んでいます。
ただ、バイヤーの感覚として——
- 普段使っているシャンプーがあるなら、見かけたときに詰め替えを1つ余分に買っておくくらいの備えは悪くない
- いつもの商品が手に入らなかったとき、代わりに何を選ぶかをなんとなく考えておくと慌てない
- 成分表示を見る癖がつくと、今後の日用品選び全般に役立つ — 成分表示の読み方はシャンプーの成分表示、ここだけ見ればOKで詳しく紹介しています
不安を煽るつもりはまったくありません。ただ、仕入れの現場にいる人間として「こういう状況が起きていますよ」ということを知っていただきたいと思い、この記事を書きました。
よくある質問
Q. シャンプーの欠品はいつまで続きますか?
正確な見通しは誰にもわかりませんが、日本のメーカーは代替原料への切り替えや在庫調整を進めています。過去の事例を見ても、数か月単位で状況は改善に向かうことが多いです。焦って買い占める必要はありませんが、お気に入りの商品を見かけたときに詰め替えを1つ余分に確保しておくくらいの備えは合理的です。
Q. アミノ酸系シャンプーなら供給の影響を受けにくいですか?
洗浄成分としては、アミノ酸系やベタイン系は石油化学工業への依存度が比較的低い傾向にあります。ただし、ボトルやパウチなどの容器はプラスチック製で石油由来ですし、物流費の上昇も影響します。「完全に影響を受けない」とは言い切れないので、成分だけでなく全体像で判断するのがおすすめです。
Q. 成分表示のどこを見れば、自分のシャンプーが影響を受けやすいかわかりますか?
ボトル裏の成分表示で、水の次に書かれている成分をチェックしてください。「ラウレス硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」が上位にあれば製造工程で石油化学由来の原料を使っています。「ココイルグルタミン酸Na」「コカミドプロピルベタイン」などが上位なら、比較的影響を受けにくい処方です。
Q. いつものシャンプーが買えなくなったら、何を基準に代わりを選べばいいですか?
まずは今使っているシャンプーの主成分(水の次の成分)を確認し、同じ系統の洗浄成分を使っている商品を探すのが失敗しにくい方法です。たとえばアミノ酸系を使っていたなら、同じアミノ酸系の別ブランドを選ぶと洗い上がりの違和感が少なくなります。
Q. メインのシャンプーはディアボーテで決まり、欠品リスクに備えて2軸目をどう持っておくべき?
当店リピーターの傾向では、「メイン1軸 + 系統違いの2軸目を1本ストック」で備える方が中心です。たとえばディアボーテ(ひまわり)リッチ&リペアをメインにしている方は、同じクラシエの「いち髪」(和草エキス系)を2軸目に持つパターンが定番。ブランド供給リスクを分散できる上、香りや仕上がりの違いを楽しめるメリットがあります。アミノ酸系・ベタイン系を主軸にする方は、シャボン玉せっけんシャンプーやミヨシの無添加せっけんシャンプーなど、洗浄成分の系統を意図的にずらした2軸目を持つ方も少なくありません。当店データでは、詰替用は1本(約400ml)で1〜2か月の使い切りが平均ペースなので、メインを月2本ペースで回しつつ、2軸目を半年に1本ストックしておくのが、買い占めにならず無理のない備え方です。なお、シャンプーは肌や頭皮との相性が出やすい商品なので、2軸目を初めて試す際は少量サイズから、合わない場合は無理に使い切らず別系統を試すのが安心です。頭皮に異変を感じた場合は使用を中止し、必要に応じて皮膚科のかかりつけ医にご相談ください。
Q. 植物由来訴求ブランドはシャンプー棚で何割を占めていますか?
当店Q1販売データ(2026年1〜3月)では、シャンプー棚(36商品・2,754,677円)のうち植物由来訴求ブランドが23商品・約2,161,045円・シャンプー棚の78.45%を占めています。内訳はディアボーテ ひまわり16商品(68.02%)、シャボン玉せっけんシャンプー6商品(9.55%)、ファイントゥデイ スーパーマイルド1商品(0.88%)。「自然なものを選びたい」という消費者意識が、当店オンラインEC実販売データで定量的に裏付けられている構造です。
Q. 「いち髪」はQ1販売データでランクインしていますか?
当店Q1販売データ(TOP500商品)には「いち髪」はランクインしていませんでした。これは「いち髪が売れていない」という意味ではなく、当店90日販売データ(2026年2〜4月)と Q1(1〜3月)で集計期間がズレていることの表れです。原油情勢のニュースで「いち髪」が注目度を高めたのが2026年2月以降のタイミングと一致するため、「90日では注目集まる→Q1ではまだ反映されず」という時系列構造が読めます。同じクラシエの「ディアボーテ ひまわり」をメインにしている方の2軸目候補として、引き続き注目に値します。
まとめ
シャンプーの欠品が一部で起きている背景には、原油の供給不安があります。石油由来の界面活性剤を主成分とする商品ほど影響を受けやすい傾向にあります。
でも、慌てる必要はありません。成分表示を見る習慣をつけておけば、自分の使っている商品が影響を受けやすいかどうかを判断できます。そして「いつものが買えないとき、次に何を手に取るか」を知っておくだけで、気持ちの余裕はずいぶん違います。
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